一日ひとつでもいいから、どんな小さなことでもいいから、

人のために何かしてあげたり、気を使ってあげたりできればいいですね。

それも朝のうちに。

そうすれば、その日を幸せな、前向きな気持ちでスタートできるような気がします。

その日一日、何もかもがうまくいくような気がします。

わりと空いているけれど満席の電車の中で、

目の前にお年寄りがいれば、この駅で降りるふりをして隣の車両に乗り移る。

偶然席が空いたように思わせ、相手にお礼を言わせない心遣いをする。

お礼を言われるこちらも気恥ずかしいですし。

転げてきた消しゴムを拾ってあげる。

つまらなくて退屈で欝々とした授業中（学文塾？）、

拾ってもらった子、拾ってあげた子、

どちらもちょっと、ほんわかした気持ちに。

拾ってあげた子のほうがその気持ちは強いかも。

周りに気を配れる子や、他人のことを思いやれる子は、

たいがい勉強もできる、とよく言われますが、

な～るほど、と納得できます。

でも、

「人に気遣いができるんだけど、勉強はイマイチ」

と、いつも言われていても気にすることはありません。

気遣いと勉強は関係ありません。

「勉強ができる」

「他人に対して気遣いができる」

どちらの子のほうが気力的でしょうね。

どっちになりたいと思いますか？

ただし、その親切心や気遣いが、

打算的であったり、優越感によるものであったりするなら、要注意ですが。