指導方針や考え方を含む塾長からの言葉
MESSAGE
塾長からのメッセージを掲載しております。生徒さんたち一人ひとりに合わせた指導方針や考え方などについても分かりやすく紹介いたします。学習塾として単に成績を上げるだけでなく、学びの楽しさや自己成長を実感できるような環境づくりを心がけております。生徒さんが自分自身の可能性や力を引き出し、生徒さんたちの夢や目標を叶えるため全力でお手伝いいたします。
「100人のうちの4人に仲間入り!」も夢じゃない
みなさん、こんな思い込みをされていませんか?塾を始めたころの私がそうでした。
解らなければ、すぐに解き方や答えを教えれば、理解してくれて次から解けるようになる?
質問されたらついうれしくなり、熱心に教え込んでしまうものです。また、余裕のない時には手っ取り早く答えだけを教えてしまったり。これでは子どもたちの考える力を奪うことになります。「教えること」は誰でもできますが「教え込まない」ことは根気と忍耐、それに勇気のいる作業です。
ごく少人数の個別指導で懇切丁寧に教え込めばみっちり指導できるので、成績は必ず上がる?
個人指導や1:2の個別指導を求める子は、もともと依存心の強い傾向があるか依存型予備軍かもしれません。付きっ切りで懇切丁寧に教え込めば依存心をさらに増長させるだけ。最近よく見かけます。自立学習のできる子なら個人指導も教え込みも大丈夫ですが、それ以前に教える側の力量が問われます。
こちらの指示通りに有無を言わさず叩き込む指導をすれば、どんな問題でも解けるはず?
必要最低限の基礎知識を叩き込むことは必要です。いくら学習能力(地頭力)が高くても、応用がききませんから。でも、行き過ぎると子どもたちは「勉強は辛くつまらないもの」と思い込み、自立的な学習姿勢は身につきません。「勉強させられる」子と「勉強する」子、どちらを望まれますか?
問題をたくさん、できるだけ早く解かせれば反射的に解けるようになり、テストや入試も安心?
言われたことを素早く正確に処理するだけの電卓やパソコン型の人間は、今の入試や就職試験では通用しないのでは?大学入試改革で求められているのは?計算が早いから数学ができるようになったり、ほかの科目もできるようになるわけでもありませんし、難しい問題はすぐに投げ出すようになります。じっくり考える習慣、気づきや検証する姿勢、自己解決能力の芽を摘み取ってしまうことにもなりかねません。このクセは、修正できるとしても1年では済みません。
丁寧な板書や、詳しい解説プリントをもらえば書いたりまとめたりする手間が省けるからラク?
今の子どもたちは、必要なことと必要でないことを聞き分けながら、まとめながら写し取る判断力や思考力が弱くなっているように思います。人の話の内容が十分に理解できない子も目立ちます。この五感をフルに使う能力こそ鍛えなければ!至れり尽くせりの指導は、学習意欲をそぐことにもなりかねません。
学力に関係なく、ハイレベルのテキストで指導をしたほうが飛躍的に成績が伸びる?
参考書や問題集でもつい難しいものを選んでしまうもの。そして途中で投げ出してしまうことに。その繰り返しなのでは?また、依存型の子や自己解決力のない子に、どんなに優れた参考書を与えても使いこなすことはできません。やる気と自信を失うだけ。その子に合ったテキストと方法で教えることが大切です!そこにも指導者の力量が問われます。
ネット配信映像授業など学習機器を使えば、解りやすく、みんな夢中で学習するから効果抜群?
以前使っていましたがうまく使いこなせませんでした。今は英語の学習の一部に使っているだけです。それでも難しいものです。子どもたちの関心とやる気は最初のうちだけで、すぐに飽きてしまいます。教える側もオンライン学習やタブレット学習に頼り切ってしまって、こどもたちが理解しているのか、そうでないのかも感じ取りづらく、また、進行や管理も大変です。その弊害も学習効果も盛んに議論されてます。その子の理解度を確認しながら対面方式で個別指導する。「人⇔人へ」これが一番いい方法です!
宿題をどんどん出し、テストを繰り返せば学力と学習習慣が身につき実践力もつく?
自立型の子や意欲のある子には有効です。でも、そうでない子や家庭学習の習慣がない子に宿題を出しても、塾に来る直前にフリントやテキストを汚してくるだけ。その直しのために授業が先へ進まないことも。宿題を出すと家庭学習の習慣がつく、というものではありません。気づきや検証の習慣のない子が、いくらテストを受けても見直しもしませんから、同じミスのくり返しでまったく効果がありません。
いま思えばまったく冷や汗ものです
塾開設以来ずっと変わらないのは、一斉指導でも個人指導でもなく、3~5名前後の個別対面方式の指導ということだけです。
いろいろな失敗と試行錯誤を日々繰り返し、たどりついた結論は「重・厚・長・大」。極めてアナログ的で地味な昔ながらの指導方法なのです。
学文塾を始めて36年、「もっと効果的な指導方法は?」「もっと新しい学習方法は?」そればかりを追い求めてきたような気がいたします。
例えば、
・ノートの使い方:ただのメモ帳になっていませんか?
・解き直しの仕方:ただ答えを書き直しているだけなのでは?
・定期テスト対策や受験対策の勉強方法:楽な勉強ばかりしていませんか?
など、形だけになってしまうと時間をかけて勉強しているわりには、成績が上がらないということになってしまうものです。
とくに新しく入塾されるみなさんには、学習姿勢だけではなく、上のような学習方法をまずはじめに身につくよう指導していきます。
・成績の伸びる子と伸び悩む子の差は?
・3カ月でテストの点数が2倍3倍になる子、
・3~6カ月で偏差値が10以上アップする子
そういった子の学習方法を分析してまいりました。
そしてたどり着いた結論は「たった1つの学習方法、それも誰もが知っていて、ほとんどの人が実行しない方法」でした。
その方法を「なるほど」と思う子は20%、
その中で実行する子は20%、0.2×0.2=0.04、
つまり4%の子だけが成績を伸ばせるということ。
「誰にもできない」のではなく「誰もやらない」方法なのです。言い換えれば
「実行しさえすれば、誰でも100人のうちの4人に仲間入り」も夢じゃない!ということです。
その4%の子を学文塾でひとりでも増やしたい、できれば当学文塾で独占したいと思っております。
ただ学力が向上する指導だけではなく「今の学習方法を見直し、もっといい学習方法が身につく」指導を!と、いつも試行錯誤を繰り返しております。
「学文塾で学ぶことで学習面の自立だけではなく、自分の頭で考え行動できる子になってほしい。」
それが私の指導理念であり、子どもたちの理想の姿です。それに一歩でも近づくような指導を心がけております。
最後までご清読ありがとうございました。
もし、ご納得される点がございましたら、
弊塾の指導理念などに少しでもご賛同いただけるようでしたら、
ぜひみなさまのご感想をお聞かせください。
ここでは、これ以上詳しくは書ききれませんので、ぜひ体験学習や個別相談にお越しください。その際にご説明させていただきます。
2022年3月
学文塾 わくゼミ
代表 和久博文