「テストで90点を取っても、足りない10点をいつも責められる」

日ごろから完璧を求められていると、失敗を恐れるようになります。

完璧でなければ、気のすまない子になります。

失敗を恐れてチャレンジしなくなります。

できないとき、うまくいかなかったときの言い訳がうまくなります。

何をするにしても自信が持てなくなります。

失敗をおそれるせいか、目立たないようにか、小さく薄い字を書きます。

些細なことでも質問、というか、確認を求めてきます。

 

　何ごとにも前向きな子は、

落ち着いた丁寧な文字を書きます。見やすいノートを作ります。

 

　自己中心的で自信過剰気味の子は、

自分が読めればそれでいいと思っているのか、文字が雑でノートの罫線も無視する傾向が

あるように思います。

 

　これからは、創造的､自律型の人間を育てよう、と理想を唱えても、

いまだに減点主義の教育と、失敗することはいけないこと、という環境の中で育てば、

ことなかれ主義、指示待ち人間、自己保身ばかりを考える人間になるのは当たり前のことでしょうが。

 

　学文塾では、些細なことには目を向けないようにしています。

どんなことでも「失敗」はありません。ただうまくいかなかっただけ、です。

うまくいかなくても、見直して次からできるようになれば、それでOK！です。

 

　「今日は何をすればいいの？」この質問や確認には、いつもうんざりしています。

このことに関しましては、明日に続きます。