小学生や中学生のお子さんで、

わりと成績のいい子に多いのですが、

計算問題や、国語の読解問題、英語の長文や文章問題、社会や理科も、ですが、

問題をすらすら、いとも簡単に、水の流れるように解いていく子がいます。

それで誤答が多ければ大きな問題で、最悪のパターンなのですが、

ほぼ完ぺきに正解！　恐れ入ります。

ただ、その順調さが逆に気になります。

カンタンに答えが出せる問題にはめっぽう強いのですが、

答えを出すのに時間と思考力を要する問題に対処できるのかどうか？

例えば、国語の記述問題や論理的に説明する問題に対しては、

あっさりと諦めてしまって解答欄が空白状態に｡｡｡

それに、間違えた問題をじっくり見直すのも得意ではなく、目もくれず、

次々に新しい問題に進んでは、てきぱきと処理していく。

見た目にはかっこいいですよね。

そうなりたいと思うかもしれませんね。

自分で納得する答えが出せるまで時間をかけて考えたり、

気に入る答えになるまで何度も書き直したり、

間違えた問題を理解できるまで解き直したり、

地味で、かっこ悪く見えるかもしれませんね～。

時間がかかり、もたもたしているようにも見えるでしょうね～。

こんな勉強、マネしたいと思わないかもしれませんね。

でも、長い目で見たら、どちらのタイプが力をつけていくのでしょうね？

これからの高校や大学入試に適応できるのはどちらのタイプでしょうね？

「問題は早く正確に解くもの」

小学生の低学年の時から、そういう習慣づけをされてきた子は、

中学や高校のどこかで行きづまり、伸び悩むものですし、

一度、そういう学習姿勢が身についてしまうと修正がきかなくなります。

塾で指導する際に、いちばん苦労している点です。

学文塾では、

問題を解くのはカメのように遅くても、

じっくり自分の頭で考えるお子さんを高く評価していますし、

そうなってほしいと願って指導しています。

特に、小学生の低学年のお子さんには。

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