あるはずの足がないから？

ヘビが苦手です。足がないのに動くから。

ムカデは怖くありません。足が多くてもつれそう。噛まれると痛いですが。

暗い夜道、ふと振り向いた女性の目が一つ･･･

目が3つでも、それほど怖くありません。

「化粧ずれてますよ」笑って済ませられます。

そういった後で、別の恐怖を味わうかもしれませんが。

あるべきものがない、恐怖を感じます。

必要なのに足りない、不安になります。

お金がそう！　学力がそう？

話がそれました。　まだ話はそれます。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

（幽霊かと思ったら、枯れたススキだった）

幽霊は、正体がわからないから怖い。

錯覚や思い込みで幽霊に見えただけ。

そうとわかれば、

真夜中の墓地に一人で行っても怖くない。

わかっても、行きたくはないですが。

それはともかく、

「ここはどこ？」　それがわからなければ、

目的地までどれくらいあるのか、

どれくらい時間がかかるのか、

どうやって行けばいいのか、

わからないですね。

定期テストの前に、学習計画をたてる、目標点を決める。

志望校を決める場合もそう。

ぜんぜん現実的でない目標数値や志望校を設定する子を、

目標とかけ離れた結果にショックを受けてヤル気をなくしてしまう子を

よく見かけます。

現実を知ることがつらい時もあります。

自分に力のないこと、自分が弱いことは、

誰でも認めたくはないし、他人にも知られたくない。

他人や自分が置かれている環境のせいにしてしまったり。

現実から逃げたくなるのは、現実を知った時ではなく、

現実に目を向けていない時、現実を把握していない時。

今の実力に目を向け、自分の力を認めると、

立ち向かう力と勇気がわいてきます。

目的地の位置と方向が正確につかめます。

テストの目標点と現実の得点差がほとんどなくなります。

目標や到達点を設定する前に、

まずは、現実と向き合い、今の自分の立ち位置を知ること。

検定や志望校合否判定模試なども、

結果を恐れずに積極的に利用しましょう。