前回のブログの続きになりますが、中学生でも、英検や数検、漢検などの検定で、早々と3級や2級に合格する人っています。

合格をめざして一生懸命勉強をしています。合格を目標に努力するその姿勢は立派です。検定合格を目指すのが、高校入試

や大学入試で有利になるから、という理由であっても。

でも、中3で英検や数検で3級や準2級に合格していても、高校入試問題の英語や数学の点数がさっぱり、という子も多いです。

「3級や準2級に合格しているのに。」私はそれをひそかに「知識のドーナツ化現象」と名付けています。こういった検定は合格

のための対策をすれば、英語や数学の学力が貧弱でも合格してしまうからです。私は、日本語検定３級しか持っていません。

それも、数年前、塾で実施する時に人数が足りなかったために受検しただけです。満点取れなくてショックを受けました。

日本の検定って、武道などのスポーツ系でも語学系でも段級制というのが多いですね。私はこれが気に入りません。

たとえば60点合格で、61点取って合格、59点で不合格、この合否を分ける差っていったい何なの？それを言うなら、入試の

合否というのも同じなのですが、TOEICのように合格不合格のないスコア制ってすごく合理的でいいシステムだと思います。