28年前、学文塾は読書作文などの国語指導を重視する塾としてスタートしました。私が文系それも国語が専門だった

からです。小学生の算数や中学生の数学の指導は大丈夫なのですが、高校の数学や理科系になるとちょっと不安､､､

ということもあったのですが｡算数や数学も教えてきましたが、それがどういうわけか、子どもたちのこの理数系科目の

ほうの成績の伸びがいいんです。私がもともと文系であり、理数系が得意でないことが幸いしているのでしょうね。

苦手だから、子どもたちのレベルまで下がって教えられること、算数や数学が不得意なこの気持ちが痛いほどわかること、

だからかもしれません。得意な科目は、自分がわかっているからついつい上から目線で教え込んでしまいますし、

子どもたちの理解の程度を超えて教えて「こんなこともわからないのか！？」という気持ちになりますから。

逆に、国語ではこの失敗をよくします。名プレーヤーが必ずしも名監督でないのと同じでしょうね。

講師には、自分の得意科目ではなく不得意な科目を教えさせるようにしています。「ボクも中学の時、数学が苦手だった」

とその子に伝えれば、親近感がうまれ説明をよく聞いてくれるようになります。何より、その講師が教えなければならない

自分の苦手な科目を子どもたちと一緒に勉強し直すことができますし。

「教えてやる！」ではなく「いっしょに考えてみよう」その子の同じ目線にたって教えられるかどうか。

教える側にとって大切な姿勢だと思います。