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学文塾が5名前後の個別指導にしているのは?

学文塾が5名前後の個別指導にしているのは?

2022/02/15

1,2名の個別指導が苦手だからです

教えることよりも、教えたいのを我慢するほうが、はるかに難しいことです。

 新型コロナの影響で学力や学習意欲が低下している?

 新型コロナの影響をいちばん受けているのは、

「勉強は教えてもらわなければでいきないもの」と思い込んでいる

依存型の小学生や中学生のみなさんのような気がします。

 

 弊塾でも、学習の様子を見ていますと、

自立型の学習姿勢や習慣が身についているお子さんは、

新型コロナの影響を受けずに、せっせと学習に励んでいます。

学習の進度やテストの点数か落ち込んだりはしていません。

学校が3か月間ほど休校になったときには、

かえって学習の進度が早まっていました。

どんどん先へ進んでいる子がたくさんいました。

 

 新型コロナの影響で、全体的に学力が低下しているわけではなく、

依存型の子と、学習のできる子との学力の格差が大きくなっているのでしょうね。

 

 自立的な学習のできる子の方が、はるかに少ないですから、

平均すると、全体的に学力が大きく低下しているように見えるだけです。

学力上位層の学力は変わっていませんし、さらに伸びています。

反対に、依存型の子の学力は、教えてもらう機会が少なくなって、

ますます学力が低下している、ということだと思います。

これは、まったくの推測にすぎませんが・・・。

 

  新型コロナのせいにして勉強に手を抜く子も依存型の子に多いですね。

学習の機会を増やすために、オンライン学習をさせればいいかというと、

学校の授業もまともに受けられないような子が、オンライン学習なら

学習効果が高まるとは思えません。はじめのころは食いつきはいいでしょうが、

オンライン学習にもすぐに飽きてしまいます。

 

 自立型の学習習慣の身についている子は、学校の一斉授業でも、個別学習でも、

オンライン学習でも、自学自習でも、どんな学習方法でも、学習方法を選ばなくても

有効に活用して成績を上げることができます。

一見、効果のありそうな学習システムだからと、それを与えさえすれば、

だれでも有効活用して成績がぐんぐん上がる、それは、幻想にすぎません。

 

 弊塾でも、英語にオンライン学習を一部取り入れていますが、

人によってその活用のしかたに大きな差があることを、いつも実感しています。

勉強に限らず、どんないいノウハウやシステムがあったとしても、

それを使いこなす能力や意欲などがなければ、絵に描いた餅にすぎません。

対面方式で教えるより、オンライン学習を使って指導するほうが、

はるかに難しいものです。

 

 まずは、気持ちが先、です。どんないい方法であっても、

自信で吸収しようとしない限り、何の役にも立たないということです。

次から次へ目移りして手を出す。そのわりには、まったく効果がない。

私のことでもあります。反省。

 

 当学文塾の開塾当初は、3~5名制の個別指導でした。

3名でも手持ち無沙汰になるため、今では5名前後にしています。

1,2名ですと、暇になりすぎます。することがないと、

どうしても子どもたちに説明したくなります。教え込むことになります。

 

 たしかに、1名2名程度の個別指導ですと、

「付きっ切りで教えてもらえるから、よくわかり、成績が上がる」

ように思えるかもしれませんが、その子に依存型の学習習慣をつけてしまう、

という大きなマイナス面もあります。人数が少ないほど、教える側の力量が問われる

ことになります。 

 

 もちろん、5名程度の個別指導ですと、問題を解き終えたり、質問が重なったりして、

慌ただしくなるときもありますが、それもほとんどが短時間のことですし、

5名を超えても、十分余裕をもって対応できます。

弊塾は、演習中心の自立型の個別学習ですので、もともと手のかからない子が

多いということもあるでしょうが。

自立学習の習慣が身についている子は、授業時間内にこなす問題量が多いですし。

学校で習っていようがいまいが、どんどん先へ進める子が大多数です。

 

 依存心の強い小学生のお子さんは、1,2名の個別指導などが向いていると思います、

中学生やっ高校生になると、依存心の強い子が、入塾してくることが多くなります、

勉強が難しくなって、自分自身で解決する自主学習の姿勢が身についていないですし、

付きっ切りで教えてもらえなくなって、自分一人では解決できないから、

どんどん成績が下がっていく。そうして、塾にお問い合わせをいただく。

 

 しかし、中学生や高校生になってから、「自律的な学習をしなさい」と言っても、

そういう姿勢が身についていないのですから、すんなりとできるわけがありません。
 

 反対に自立心の旺盛な中学生のみなさんも入塾されてきます。

教えるのがとても楽ですし、自学自習のできる子ですから、

もともと学力が高いですし、勉強時間も長く、学習意欲も高いですから、

すいすいと成績が上がります。

 

 弊塾では、わりと自立学習の姿勢が身についている学力レベルの高いお子さんと、

これから自立学習の習慣や姿勢を身につけたいと入塾されてくるお子さんと、

半々くらいでです。その間には、大きな学力差が生まれていますが。

 

 「ひとりでも多く、自立学習のできる子に!」

これが、当学文塾の指導理念ですし、目標です。

 

 「学校の授業のように、勉強は教えてもらわなければできないもの」

 「ごく少人数で、懇切丁寧に教えてもらえれば成績がどんどん上がる」

 「中学受験や高校受験、それに大学受験は、厳しく受験の知識やテクニックを

  叩き込んでもらえれば、めざす志望校に合格できる」

そうお思いの保護者の皆様やお子さんは、残念ながら、弊塾にはあっていない

かもしれません。とくに入試までに時間のないような場合には。

 

 懇切丁寧に教え込むことで、質問されたら、さっさと答えを教える。

講師の修正でしょうか、質問されると頼られているような錯覚を覚えて、

ついつい熱心に教え込んでしまうものです。それを繰り返していると、

子どもたちは、自分の頭で考えなくなります。

 

 例えば、「この単語の意味が分かりません」と質問してくる子が結構います。

講師を辞書代わりに利用しています。調べればわかることです。

楽してその単語の意味を知ったところで、次の瞬間には忘れてしまっています。

自分で苦労して問題を解いたり、調べたりしなければ、学力は身につきません。

 

 懇切丁寧な教え方をしていると、その子は依存型になってしまいます。

誰かに頼り自分の意志で行動できない、人の意見に左右される、流行に振り回される、

入試や実力テストに弱い、・・・そのようなお子さんを育てることになります。

これだけは避けたいと思っていますし、そのような指導をしないように心がけています。

 

 自立型の学習姿勢や習慣を身につけるには、子どもたちに、自分の頭で考えたり、

自分で調べたり、間違えた問題を解き直させたりする時間をあたえることが必要です。

 

 教える側は、教えすぎないこと。教えることよりも、教えたくなるのを我慢する、

このほうが、はるかに難しいことです。

頭ではわかっていても、ついつい、時間に追われて、手っ取り早く解説したり、

答えを教えてしまったり・・・。あとでいつも、一人反省会です。

 

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