自分の学力レベル以上の参考書や問題集を買ってしまい、

難しくて手におえず、すぐに投げ出してしまった。

そんな経験はありませんか？

都道府県を７つくらいしか言えなければ、

残りの４０を、調べよう、覚えようという気にはなかなかならないものです。

半分くらいでも、どうでしょうかね？

都道府県を４０くらい知っていれば、

残りの７つが気になって、調べて覚えようという気になるものです。

参考書や問題集を選ぶ時は、

「これでは易しすぎるかな」と思うような、

80%くらいは楽に解けるようなものを選ぶことをお勧めします。

これって、けっこう勇気がいるものですが。

ある程度スラスラ解けると自信になりますし、

解けない問題も、「この問題も解けるんではないか？」

という気にもなるはずです。

大学浪人をした時、無試験の予備校を選び、

自分の学力に合ったコースを選んで大正解でした。

私の経験上、これがいちばん実力を伸ばす手っ取り早い方法です。

基礎学力が定着していない子には、

基本的な易しい、しかも薄っぺらなテキストや問題集を、

それも、何度も繰り返しやり直しをさせることです。

ただし・・・

できない問題を飛ばして、できる問題ばかりをやっている、というのは、

参考書や問題集を選ぶ以前の、学習姿勢と学習方法の問題です。

学力が伸びる可能性はありません。

このタイプの子が、近ごろ目立つようになりました。