よく質問してくる子は、講師にとっても教えがいのある子です。

「自分を頼りにしてくれている」「自分はいい講師なんだ」

･･･でも、それはカン違いの場合が多いです。

自分の頭で３秒も考えずに質問をしてくる子がけっこういます。

人の頭を使って問題を解こうとします。自分の頭で考えるのが面倒なんでしょうか？

手近にいる講師は便利に利用されているだけなんです。

子どもたちに責任はありません。

いちばんの原因は、質問すればすぐに答えを教えてもらえる環境で勉強してきたせいだと思います。

これは、教える側がもっとも注意しなけれならない、最もやってはいけない教え方です。

何でもホイホイ買い与えて甘やかせる子育てと同じです。

質問しておきながら、こちらが説明しても聞こうとしない子もいます。信じられないかもしれませんが。

説明してもメモもとりません。その問題を解いてみようともしません。

説明を聞いただけで満足、次に同じ問題を解かせても絶対に解けません。

説明している時に遮って「わかった」という子もけっこういます。

人に教えられるのが苦手なプライドの高い子、

いつもミスを厳しく指摘され続けてきて、間違うことを極端に恐れている子なのかもしれません。

質問する子にも、いろんなタイプがあるものです。

それにどう対応するか？

講師の力量が問われます。