都立中高一貫校の適性検査や都立高校推薦入試が近づいてきました。   作文や小論文対策に力を入れて指導していますが、 受験生の子たちは、書くたびに上手くなっています。 とりわけ、都立中高一貫校を受検する小学６年生の子たちの上達にはいつも驚かされます。   与えられたテーマに対して、初回はそれほどの文章が書けていません。 30％くらいのできでしょうか。しかし、ちょっとだけアドバイスして書き直してもらうと、 （このアドバイスの中身と方法がコツなのですが）80％くらいの出来になります。 もう一度書き直してもらうと120％の完成度！   都立高校の推薦対策の作文や小論文の練習は強制していません。 自主的に提出してもらえば添削してアドバイスしています。 こちらが指示しなくても毎回書いて提出してくる子が何人もいます。 どんどん上手くなっています。書くことの楽しさがわかってきたのかもしれません。   制限時間と制限字数の中で、即興で作文や小論文を書くって、私にはできるのかな？ といつも思います。それを苦もなく（ホントはたいへんなのでしょうが）仕上げている子どもたちには、 頭の下がる思いです。私はただ読んであれこれ批評しているだけですし。   作文が苦手な子は、「作文が書けない」のではなく、「作文を書かない」からなのです。   独学で作文が上手くなる方法は？ 簡単です。「いくつも書く」のではなく「何度も書き直す」ことです。 もっといい表現はないか？　もっと内容がくわしくならないか？ そんなことを考えながら書き直しているだけで、見違えるような作文が書けるようになります。 作文に自信が持てるようになります。   作文や小論文の書き方を学んだところで、文章は上達しません。 入試に作文や小論文がある受験生のみなさん、 騙されたと思って試してみてください。