都立高校の推薦入試や、保育や看護系などの専門学校の入試では、作文や小論文がよく出題されます。

その対策として、入試2，3か月前、あるいは入試間際に駆け込んでくる受験生がいます。

そんなに短期間に上達するはずもないのですが｡｡｡

中には、「書き方だけを教えてほしい」と言って来る子もいます。

「どの程度の文章力があるのか？」

確認するために最初に作文や小論文を書いてもらうと、

「これでも中学生？高校生？」「これで受検するつもり？」っていうレベルの子が、けっこういます。

何が言いたいのか内容がさっぱり理解できない､､､これは仕方がないとしても、

文章として成り立っていない、誤字脱字が多すぎる･･･とか。

そんな時でも、本人に直接指摘したいのをぐっと押さえて、

とにかく、その文章の中のいいところを探します。それを見つけてホメます。

その段階では、書いてもらった作文や小論文には手を加えたり、アドバイスをしたりは、しません。

作文や小論文嫌いの原因は、「作文や小論文はこう書かなければいけない」という、思い込みのせいです。

「こういう時には、こう書かなければ、こういう感想を書かなければいけない。」

そういったパターンを教え込まれてきたからです。

「こんなことを書いたらおかしいかも」とか、「作文や小論文はこう書かなければいけない」という、

小さい時からの呪縛から解放してあげれば、自分の想いや考えを自由に書けるようになります。

マインドコントロールです。これが一番初めの指導です。