自分のことは棚に上げておくことにして・・・
2022/07/05
「もっと勉強しろ!」というのは簡単ですが・・・
「どうして、こんな簡単なことがわからないのかな~」
「どうして、こんなミスをするのかな~」
「どうして、この前教えたことをおぼえていないのかな~」
「どうして、もっと勉強しないのかな~」
今だから、簡単なことのように思えることも、
小学生や中学生のころの自分は、果たしてできていた・・・?
学校では、いつも真剣に授業を聞いていたっけ?
テストの点数は、いつもよかった?
毎日計画を立てて、決まった時間に勉強していた?
思い返してみると・・・
自分の得意なことや、簡単にできることは、
他の人もできると思い込んでしまう。
「こんなことがどうしてできないの?」とイライラする。
自分が昔できなかったことも、できていたように錯覚し、
他の人に「きっとできるから」と強要する。
自分ではやってみようともせず、
他の人には「がんばればできるはず」と叱咤激励する。
相手に対して、どうしても、
期待のほうが大きくなってしまう。
上から目線になってしまう。
実力以上のものをもとめてしまう。
良さそうな情報をうのみにして、宣伝にあおられて、
相手にそれを押しつけてしまう。
そうして、相手に強要している自分に、いつもあとから気づく。
思い通りの結果になることは、まずありません。
今よりももっと、
いい成績が取れるようになってほしい。
時間をかけて勉強してほしい。
いい点数を見てみたい。
熱心に勉強している姿を見てみたい。
・・・それは、こちら側の期待であって。
今の自分がどうであるか、過去の自分がどうであったか、
それはともかく、それはそれとして、自分のことは棚に上げておいて
相手に対する期待がどんどん大きくなっていく。
その期待感が強まるほど、強く求めるようになればなるほど、
相手との距離が開いていくものかもしれません。
自分にはできていたかどうか、どれほど大変だったか、
その当時を振り返ってみる。相手の目線に立って考えてみる。
それができるかどうかは、心と時間に余裕があるかどうかでしょうね。
遠すぎず、近すぎず、相手との適切な距離を保つことも大切。
その難しさを、いつも感じています。
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