学文塾
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「国語指導の学文塾 & わくゼミ」のはずが・・・

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2022/01/12

苦手科目を教えるほうが、子どもたちの成績が上がる!?

自立学習をめざす個別学習と、学校の一斉授業の違いは・・・

 当学文塾では、開塾以来35年、国語の読解や表現の指導に力を入れています。

国語は、すべての科目の土台だから、というよりも、

私自身が文系で、国語が得意科目だったから、といつしかございません。

算数や数学は、小学、中学、高校と苦手科目でした。

今でも、中学の数学までは大丈夫ですが、

高校の理系の数学など、教える力はまったくありません。

 

 でも、得意でない科目を教えていると、

子どもたちの成績がぐんぐん上がる、ということがよくあります。

自分の得意科目ですと、「このくらいことは理解できているはず」

と思い込んで教えてしまったり、ついついハイレベルのことまで

説明してしまったりするからなのかもしれません。

 

ご自宅でお子さんに勉強を教えられるときに、

ご自身が得意な科目よりも、得意でない科目のほうが、

お子さんの身になっているように感じられたことはございませんか?

反対に、得意科目を一生懸命教えたのに、テストの点数は散々だったり。

 

 話がずれました。元に戻します。

 中学生の個別学習でも、国語を必修にしています、

週2回の個別学習の場合、1回120分を40分×3コマに分けて週に6コマ、

英語2コマ、数学2コマ、国語1コマ、プラス1コマが基本です。

その国語も、読解と文構造の学習、たまに表現力学習など、

いろいろ盛り込んでいます。そういう噂をお聞きになり、

国語の苦手なお子さんが入塾されてくる場合が多いのですが、

「国語重視の指導」に惹かれるのか、国語がもともと得意なお子さんも

入塾されて来られます。

 

 それはそれとして、

国語や英語の指導に力を入れているのですから、

算数や数学の弱い小学生や中学生のみなさんが多いのかというと、

そうでもありません。むしろ、算数や数学に強い子が多いです。

 

 弊塾の個別指導では、説明はできるだけ短く、

もちろん、質問などは受け付けていますが、

そのほとんどを演習時間に充てています。

 

 例えば、中学2年生で習う図形の証明、100問近く解いています。

穴埋めの証明問題はさせません。ほぼすべて完全証明です。

ものすごく時間がかかるように思われるかもしれませんが、

早い子なら1問につき3分くらい、普通の子で5分くらい、

ですから、40分のうちに10問くらいは平気で解いています。

 

 やや難しい証明問題なら、1問解くのに30分、40分かけても

構いません。証明問題も、量よりも質ですからね。

解き始めると、のめり込んでしまっているのか、

終了時間を忘れるくらい、黙々と説いています。

弊塾には、図形の完全証明問題の苦手な中学生の子は、

ほとんどいない、と言っても言い過ぎではありません。

反対に、文章問題、関数などの応用問題は、

じっくり時間をかけて解くように指導しています。

自画自賛のように受け止められそうですが、

これが、算数や数学の得意な子が多い理由の一つだと思っています。

もちろん、黙々と問題に取り組むお子さんたちがすごいのですが。

 

 自立型の個別指導ですから、個別指導用のテキストを使用しています。

例題をノートにまとめて確認し、それから類題を解く子も、中にはいます。

まずは、自分で理解できるところまで試してみる。

 

 そこまでいかなくても、こちらが何の指示をしないでも、

塾に入ってきて席につき、すぐにテキストを開き、学校の進度に合わせて

学習を始める小学生がけっこういます。中学生よりも!

 

 そこが、自立学習をめざす個別指導と、学校などの授業との違いかもしれません。

 

 入塾当初は「学校で習っていないから」と、

手を付けようとしない子がほとんどですが、3か月くらいたつと、

習っていない分野や単元に、自分から取り組むようにになる子も出てきます。

 

個別指導のわりには、1回の学習時間を長くしているのは、

英語、数学、国のの3教科だから、ということもありますが、

演習の時間をできるだけ長く確保するためです。

 

 「教えられなければ勉強できない子」

 「教えなくでも先へどんどん進んでいく子」

どちらが勉強に対する意欲があるでしょうね。

どちらが成績が伸びるでしょうね。

それ以前に、どちらが勉強していて楽しいでしょうね。

 

 子どもたちには、新しいことを学びたいという強い意欲があります。

中学生に対して板書しながら説明していると、小学生のほうが熱心に聞いて

うなずいていたりします。ろくに聞いていない当人の中学生はほっておいて、

その子たちに熱心に説明したくもなります。

 

 子どもたちを前にすると、どうしても教えたくなるものです。

教えることが教師や講師の仕事。だから、懇切丁寧史教えなければならない。

教えなければわからないはず。それが行き過ぎると、せっかくの子どもたちの

学習意欲や好奇心をそぐことに、依存型の子にすることにもなりかねません。

教えることよりも、教えたいのをガマンする。こちらのほうが難しいですね。

 

 依存型の勉強にどっぷり浸って育ってきた小学生や中学生のみなさんは、

その期間が長ければ長いほど、どっぷり度が深ければ深いほど、

自立型の学習姿勢に切り替える、身につけるには、時間と労力がかかります。

マイナスからいったんゼロに戻さなければなりませんから。

残念ながら、入試などの時間制限があると間に合わない場合もよくあります。

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