☆「勉強なんてつまらない!?」その原因は?
2021/02/19
「勉強が楽しくない」原因はどこに?
「勉強なんてつまらない!?」(その1)
■「勉強なんてつまらない」
「家でちっとも勉強しない」
「学習に対してやる気や意欲がまったく感じられない」
「テストの点数が悪くても何とも思わないらしい」
「いくら勉強しろと言ってもまったく効果なし」
「ゲームには根気と集中力を発揮するのに」 ・・・
お嘆きやお悩みの保護者の皆様、
けっこういらっしゃるのではないでしょうか。
当学文塾の個別相談などでも、
ほとんどの保護者の皆様がおっしゃいます。
だから、塾に来られるのでしょうが・・・。
「勉強,勉強って、毎日毎日うるさすぎる」
「勉強,勉強って言われるとますます勉強する気がなくなる」
・・・うんざりし、反発している小学生や中学生、
それに高校生のみなさんも多いと思います。
勉強はつまらないもの。
イヤでもやらなければならないもの。
勉強は必要なものだとは何となくわかっていても、
何のために勉強するのかわからない。
将来、何になりたいのかも決まっていないし。
いい高校や大学に行くため? 将来、いい仕事に就くため?
いい学校って何?
いい仕事ってお金がたくさんもらえる仕事?
ご家庭では、毎日のように家庭学習や成績をめぐって
このようなバトル? が繰り返されているのではないでしょうか?
おそらく、50年前も100年前も、もっと前からも。
そして、50年後も100年後も、人類が続く限り、
繰り返される親子の間の会話なのかもしれません。
「そんなに勉強したら体をこわすよ」
「勉強はほどほどにして少しは外で遊んだり、ゲームをしたりしなさい」
そんな、夢のような言葉を、一度でいいから言ってみたい、言われてみたい。
「勉強が好きで好きでたまらない」
「勉強することが少しも苦痛ではない」
「勉強が楽しいものに思えてきた」
そんなお子さんは、ごくまれにしかいないと思います。
誰もが、そんな小学、中学、高校時代を過ごして大人になっていながら、
「勉強はつまらないもの」そのことをすっかりわすれてしまっている。
あるいは、今の自分の置かれている状況は、勉強をさぼってきたせい。
もっと勉強していれば、今よりももっとマシな人生を送っているだろうに。
そう思ってしまう自分がいる。だから、わが子には、
ついつい「勉強しなさい」と口うるさくいってしまう・・・。
一方、勉強一筋で成績優秀で、人がうらやむほどの学校を出た人が、
「学歴なんか何の役にも立たない」
「かえって高学歴が邪魔になる」
「もっと勉強以外のことにも打ち込みたかった」
そう思われている方も、いらっしゃるかもしれません。
近ごろ「高学歴難民」という言葉をよく耳にしますし。
■「勉強がつまらない 楽しくない」その原因はいったいどこに?
どうすれば、少しでも勉強が楽しくなり、やる気が出てくるのでしょうね?
そんな魔法のような方法が、この世にあるのでしょうか?
ゲームは楽しいのに、勉強はどうしてつまらない?
余談ですが、世の中にはお節介な人がいるものでして、
私、釣りなんかをしておりますと、あまりにも素人っぽいせいか、
見るに見かねてか、ベテランらしき人が近寄ってきて、
世間話から始まり、自慢話になり、そのうち、釣りの指南を
こんこんとし始める人には、もう、うんざりするものです。
頼みもしないのに長々とアドバイスされることがあります。
「うざい!ほっといてくれ!」これが本心です。
本を読んだりして、自分なりに工夫して楽しんでいるのに。
それが楽しいことなのに。
小さな農園も借りて、野菜作りなんかをしていますが、
やはり、親切心で頼みもしないのに、 アドバイスをしてくる人がいます。
一応、神妙に聞いているフリをして、ほかのことを考えたりしていますが。
この聞いているフリ、授業中の生徒の態度そのもの?
親の小言を聞いている子どもの態度そのもの?
自分の得意な分野だと、他人にどうしても説明したくなる。
得意になって、ついつい教えたくなる。
相手が理解していようがいまいが、夢中で教えている。
これもよくあることです。
私、ゲームのことはさっぱり詳しくありませんから、
想像だけで書きますが、そばにいる他人から攻略法などを
あれこれ口出しされると、イラッとするのではないですか?
他人の力を借りてクリアしていっても楽しくないのでは?
自力で何度も失敗を経験しながら学習し、
次々クリアしていくから楽しいのでは?
どうして大人になってからの学びは楽しいの?
高校や大学に行かなければならないから勉強する。
どうして進学しなければならないかはわからないまま。
必要に迫られて勉強や仕事をする。
勉強した成果をテストや内申点で点数化される。
他人に評価され、その結果が将来に響いたりする。
必要に迫られれば迫られるほど、 やらなくてはならない期限があるほど、
勉強も仕事も楽しくなくなるのでは?
そのまったく反対だから。
自分の好きなことを自由に学べるから、
だから、楽しいのでしょうね。
またまた余談になりますが、塾で勉強しているとき、
間違いを指摘されること、教えられることを嫌う子がいます。
わりと成績のいい、自立的に学習する習慣が身についている子に多いです。
間違いを指摘し説明しようとすると、 さえぎって「これはこうですよね」
と、自分の間違いを自分で正そうとする子がいます。
それはそれでいいことなのですが、最後まで説明を聞こうとしないのは、
おそらく、 勉強でも、普段の生活の中での行動でも、
いつも100%の正解を求められているからかもしれません。
間違うことを極度に恐れている子に多いように思います。
いつも「正しい答えを出さなければならない」 という
強迫観念のようなものに囚われているのかもしれません。
そういう子は、失敗を恐れるようになります。
新しいことにチャレンジできない、一歩が踏み出せない、
なにごとにでも、人の顔色を窺い、自分から行動できない
消極的な子になります。
話が大きくそれてしまいました・・・。
■「人にやらされる」か「自分からやるか」
学ぶこと、知識や技術を身につけることは、
自分自身でやるから身につくのだと思います。
本来、人には向上心があり、 自分で学ぼうとする意欲や
その力が備わっているように思います。
幼い子の好奇心や吸収力には、驚かされますよね。
その学びの力や意欲を退化させているのは、
昔から変わらない学校教育だと思います。
一方的に教え込まれる授業を小、中、高校と受けてきています。
教えられる知識や技術やテクニックをできるだけたくさん、
言われるがままに素直に蓄えた子は先生の受けがよく、
テストの点数も成績もよくなる。
そういう一方通行の教育を受け続け、
「勉強は教えられるもの」といった考え方を植え付けられる。
教えるほうも、そのほうが楽ですしね。
それなのに、今さら「生きる力」だの「アクティブ・ラーニング」
だのと言われたり、 創造性豊かな人間性だのを、社会に出てから
要求されたりしても無理ですし、
人は、そんなに急に変われるものでもありません。
次回に続きます。
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