「読解力」の急落が話題になっていますね
2019/12/06
でも、全体的に「読解力」が低下している?
2018年度に実施されたOECDの国際学習到達度調査(PISA)の結果が公表されました。
日本の「読解力」の急落が、新聞などのマスコミに、連日大きく取り上げられています。
新聞社にとっては、まさに追い風?「新聞愛読者は読解力が高い」力が入るはずです。
この調査に、79か国・地域の15歳契約60万人が対象で、日本では、無作為抽出した
全国183校の高校1年生契約6,100人が参加したそうです。
日本は「読解力」が15位で、前回15年度の8位から大きく順位を下げたおうです。
12年度が4位、15年度が8位、6年度に並ぶ過去最低の15位に急落。
15年度から、コンピュータ画面上での出題と解答方式に変わったのも原因の一つだとか。
小学から高校まで、国語の授業は縦書き形式で教えられているのですから、
横書きの、それも、慣れていないコンピュータ画面の文章を読み取って答える、
だいたいじれ自体、大きなハンディなのでは?
私も、横書きの翻訳本を読むと、疲れますし、内容がしっくり頭に入ってこなくて苦労します。
他にも「読解力」の急落の原因が、いろいろ取りざたされていますが、
ほんの一部の若者の読解力や文章力の貧弱さの例を、それも極端な例ばかりを取り上げて、
今の若者全体の傾向のように取り上げるのはいかがなものか、と思います。
「近ごろの若い者は・・・」いつの時代も言われてきたこと。
年配者から、高度な教育を受けてきた人から見れば、そう見えるのでしょうね。
今回の「読解力」の急落にしても、大げさに騒ぎすぎなのでは?
日本人は、なにかと他人と比較したがり、他人の評価を気にしすぎ、
一喜一憂したがる民族ですし。
今回の調査も、各国の15歳の母集団のレベル差、だいたい、言語が違うのに
「読解力」を比較すること自体、無理があるのでは、順位を出すことに何の意味があるのか、
と、単純な思考力で、そう思います。
次回に続きます。
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