「生を必するものは死し 死を必するものは生く」
2020/06/30
「生を必するものは死し 死を必するものは生く」
上杉謙信が、川中島の決戦を前に、将兵を鼓舞するために言ったとか。
「戦いに臨んで、生きのびようと思う者は死に、死を覚悟して戦う者は生き残る。」
決死の覚悟でことに当たれ、と叱咤激励をされても・・・ですが。
問題はそこではなく、何が生死の分かれ目になるか、ということです。
生死というオーバーな話でなくても、ものごとがうまくいくか、いかないかは、
その取り組む心構えにあるように思います。
身を守ろうと、うそをつく。自分さえよければ。
自分の利益だけを追求する。その嘘にうそを重ねていく羽目になる。
保身保身で、その場はうまく切り抜けたと思っても、
後々になって追い込まれ身を亡ぼすことになる。
自分だけが良ければいい。自分だけ生き延びようとする。
人間ですから、100%無私の精神でことに当たるのはどだい無理な話ですし、
若い世代が妙に老成すると、社会の活力も衰えます。
今の切迫した状況の中では、保身、身勝手な欲得などが、
知らず知らず行動に出るものです。
無私の精神の%をどれだけ自分の中で高めていくことができるか、
でしょうか。私には難しいことですが・・・。
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