どんなことでも、てきぱき素早く片付けられたら、時間の余裕もできますし、

「仕事や勉強をした」という充実感も得られるでしょうね。

 

　 一冊の本を、短い時間で読める速読というのをよく聞きますが、

「速読ができたらどんなにいいか」山積みになっている本を横目に見ながら、

いつも思います。試してみたことがありませんので、速読がどんなものなのか、

よくわからないまま、想像だけで書いているのですが。ビデオを倍速で再生する

ようなものなのでしょうか？　斜め読みや、飛ばし読みをするのでしょうか？

 

　確かに、知識や情報を得るための読書なら速読は便利でしょうね。

しかし、内容をじっくり考えながら本を読みたいとき、読まなければならないとき

も多いです。例えば、参考書や問題集など。小説などはじっくり表現を味わいたいときも

あります。要は、速読と精読を使い分ければいいだけの話なのでしょうが、私の場合、

そんなに器用にできそうにありません。これは、学習にも当てはまると思いますが、

それは次回に回しまして、気になる点がもうひとつ。

　　もともと読解力のある人が速読するにほいいでしょうが、

読解力が貧弱な人が速読しても、内容を理解できるのでしょうか？

速読で読解力を伸ばすことができるのでしょうか？

 

　テストや入試には時間制限がありますから、国語の読解問題や、英語の長文問題など、

ある程度の速読のスピードは必要ですし、有利にはなるのは間違いありません。

しかし、学文塾では、むしろ、じっくり読んでじっくり考える学習を推進しています。

 

　より早く！スピード優先の世の中、早いにこしたことはありません。

私も、レジなどで少し行列ができているとイライラするほうです。

自転車通勤の途中で他の自転車に抜かれると吹き返したくなります。

お湯を入れて3分待つ時間が、とても長く感じます。

意味のない、たとえでした･･･｡

 

　スピードが速ければ視野が狭くなります。まわりが見えにくくなります。

ゆっくりだと視野が広がり、心の余裕も持てます。

 

　次回に続きます。