例えば、1対1の60分個人指導ですと、

講師を60分間ひとり占めできます。

つきっきりで教えてもらえるます。

３対１の個別指導ですと、単純計算で、

1人あたり20分しか教えてもらえないことになります。

でしたら、1対1の個人指導のほうが、

断然いいように思えますよね。

つきっきりで懇切丁寧に教えてもらえますから、

成績もぐんぐん上がる！思われるでしょうね。

ものごとは表裏一体で、

必ずプラス面とマイナス面があるものです。

ベテランの講師なら、1対1の個人指導でも、

教え込むということはないでしょうが、

アルバイト学生レベルの素人が1対1で教えると、

ついつい教え込んでしまいます。

教えられる子のほうも、そういう学習に慣らされて、

講師を頼り切るようになります。

わからなければすぐに質問します。

質問されれば頼られていると勘違いしてしまう講師は、

ホイホイと答えを教えます。

この繰り返しで、その子は、

問題を自分の頭ではなく、

講師を利用して解くようになります。

教え込まれて知識を得て、

わかったような気になりますし、

学校のテストの直前なら点数も取れるでしょう。

でもしばらくたつとすっかり･･･｡

時間がかかっても問題に取り組む目張り強さ、

自分の頭で考え問題を解く習慣、

これらの芽を摘みとってしまうような教え方を、

頭ではわかっていても、ついついやってしまうものです。

ご自宅でお子さんの宿題などを教えられるとき、

いかがですか？

教え方をまちがうとかえってマイナスにも。

教えることって、難しくて怖いものだと、

いつも身に染みて感じています。