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☆「問題解決能力」って? なんの役に立つ?

☆「問題解決能力」って? なんの役に立つ?

2021/05/20

「問題解決能力」は生きる力!?

問題解決能力を身につけるには?(その1)

■「問題解決能力」って?

 与えられた課題や問題に対して、的確な答えを出す力。

起きてしまった問題やトラブルを解決する力。

また、これから起きるであろう出来事を予測し、

その対策をあらかじめ立てておく力が、問題解決能力。

そのために、日ごろから知識や情報を集め、整理し、

身につけておくことが大切なこと、と思っていました。

あらかじめ出題範囲がわかっていて、その範囲から出題される

学校の定期テストのようなものだと。

 

 しかし、今の新型コロナ禍にしましても、

大地震などの災害にしましても、まったく予想もしなかったことが

起こるのが世の中です。社会の変化も早く激しい。予測ができない時代。

だいたい予想というものは、外れるものですし。。。

 

 そう考えると「問題解決能力」とは、

予想外のできごとや状況に直面したとき、

その場で、冷静に、的確に対応できる能力のことであり、

さらには、うまく対処できなかったときに、

修正していく力だと思っています。

 

 

■誰だって、トラブルには巻き込まれたくないですよね。

 

問題やトラブルを解決するには、時間と労力がかかるものですし。

それ以上に、夜眠れなくなったり、精神的に疲労困憊したりするものです。

 

 身のまわりに起こる問題やトラブルに対して、

それに当てはめれば答えが出る数学の公式のように、

すらすら解決できる手段があったらな~、と思います。

 

 そのうち起きることはわかっていても、

都合の悪いことは起こらないことにしておこう、

という心理もはたらきます。人間の本能かもしれませんが。

そうして、実際に直面しますとパニックになってしまうものです。

 

 誰かに助けてもらうのがいちばん。何もしなくても解決しますから。

自分でやってみて「失敗したくない」というプライドもある?

自分の問題解決力のなさを、人に知られたくないし、

自分でも認めたくない。だから、他人まかせに。

でも、他人の指示を待っていては、手遅れになるときもあります。

人にばかり頼っていては、問題解決能力は身につきません。

 

■危険を予測して、軽度、中、最悪の場合を想定しておく。

 

 これから起きそうな問題やトラブルを想定しておき、

それに対する対処方法をいくつか準備しておく。

例えば、3つの程度に対して、それぞれ3パターンずつなど。

そうすると、大概のことは、その想定の範囲内に収まるものですので、

頭の中が真っ白になったり、パニックを起こしたりしないでしょう。

トラブルが起きてしまってからではなく、問題が起こる前に

解決策を考えておくことも大切でしょうね。

これも、問題解決能力といえるでしょう。

ですが、起こり得るあらゆる問題を想定することは、まず不可能なことです。

 

 問題やトラブルを自力で解決したときの気持ちの高揚感や満足感、

重苦しかった気持ちからの解放感、すっきりした経験は、

誰にでもあると思います。問題やトラブルが大きいほど、

そして、解決に時間がかかったときほど、

そのすっきり感も大きいものです。

 

  学習能力の高い、いわゆる頭のいい人は、

問題を解決する方法をすんなり思いつくように思われますが、

そう簡単に見つかるものではありません。

反対に、論理的な思考力が発達している分、

かりに、解決方法を思いついたとしても、

「その方法は、きっとうまくいかないだろう」

と、いやでも結末を見通せてしまうことも。

うまくいかないなら、やってみるのは無駄。

だから、一歩が踏み出せない。

誰かがうまくいく方法を見つけるまで待っている。

そうして真似をする。その方法が失敗だった。

その人を批判しはじめます。失敗した責任を、

その発案者のせいにし、自分への批判をかわすこともできます。

・・・そういう人をよく見かけません?

(これを書いている私のことかも・・・)

 

 一昔前までは、知識や情報をたくさん身につけ、

その知識や処理能力の早さなどを試すテストで高い点数を取れば、

その子は、頭がいい、成績がいい、といわれてきました。

でも、今は、インターネットで検索すれば、情報などは一瞬で

いくらでも手に入れることができますし、計算も電卓を使えば楽です。

 

 確かに、過去に起こった出来事と同じような問題に直面すれば、

過去の経験や知識や対処法が生き、解決できます。

しかし、新たな想定外の問題に直面した場合には、

それらがまったく通用しないこともよくあります。

 

 第一、知識や情報をたくさん持っていても、

問題解決のために応用できるのか、使いこなせるのかどうか、

という問題もあります。

過去のトラブル解決には有効だったかもしれませんが、

いま目の前の未知の状況に対処できるのか、ですね。

過去に経験した問題を解決するには、問題解決能力はたいして必要ない。

解決に役立った知識や情報を手に入れて、

その解決法を真似ればいいだけのことですから。

 

 問題解決能力が必要なことばかりを、だらだらと書いてきましたが、

では、「どうすれば、問題解決能力が身につくのか?」

それが、肝心なことですよね。

一朝一夕に身につくような能力ものでもなさそうですし。

この問題解決能力は、実践で、経験で、積み上げていくもの、と思います。

 

 弊塾では、34年前に開塾して以来、

学力だけではなく、学習能力(地頭力)を鍛えること、

自立的(自律的)な学習姿勢を身につけさせること、

を指導理念としてきました。

それは、問題解決能力を身につけ、さらに、

鍛えていくことにもつながります。

でも、そんなに簡単なことではありません。

うまくいかないことの連続です。それでも、

「失敗したのではない。ただうまくいかなかっただけ」と、

自分に言い聞かせ、いつも修正、修正の繰り返しです。

どうすれば、小学生や中学生、それに高校生のみなさんに

「問題解決能力」が身につくのか?

どうすれば鍛えることができるのか?

その「問題の解決」に取り組んでます。

 

 その内容は、次回に続きます。

「自力で問題を解決したときのすっきり感!」

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