学校の休校が長引き、外はともかく、ご家庭内で3密状態が続いていて、

イライラも募っていることと、心中お察し申し上げます。

 

　靴下の片方だけを、洗濯機や洗濯かごに入れる。

抜きっぱなし状態を０％だとすれば、５０％の出来でしょうか？

０％より５０％のほうがマシ。１００％完璧を求めるのではなく、

100％に評価の基準をおくのではなく、期待値を３０％くらいにおいておけば、

５０％の出来なら、－50％ではなく、＋２０％と評価できます。

評価基準を下げておくほうが、ストレスがたまらないのでは？

　でも、靴下の例の場合、「何でかたほうだけっ！？」

かえってイライラ度が、１２０％以上になるかもしれませんが｡｡｡

 

　自分ができるレベルを基準にしてしまい、

他人にも、その基準を１００％達成することを求めてしまいがちです。

自分と同じようにできないから、イライラが募る。

 

　学校の長い休校で、お子さんとの時間も増え、

勉強もしないでごろごろしてばかり、不安と焦りとイライラもピークに？

お子さんの勉強する姿勢や時間や、お手伝いなどの基準を、

思い切って２０％くらいに下げてみられては？

期待値０％なら、思いもしなかったお手伝いを自分からやってくれたときなど、

うれしくなりますよね。

 

　相手に対する期待値を下げるには、自分のほうに、

心の余裕と時間のゆとりがないとなかなかできないことです。

 

　塾でも、教えている子に対して、

「この問題はとけないだろう」とか､

「自力で解くことはむりだろう」とか、

その子には失礼ながら、期待値を下げて教えることもあります。

その期待が、いいほうに裏切られると、

その子を大いに誉めてあげることができますので。

 

「思った通りできなかった･･･」

こちらの期待値を下回った場合は、まぁ、その場合はしかたがありません。

ぐっと我慢して、何も言わずに黙っていることに。

心の中では「さっき教えたばかりなのに」とイラっとしても口には出さず。

教えることは、忍耐と我慢です。