「自主性に任せる」は逃げの言葉?
2020/04/21
勉強させるには、ある程度の管理とチェックと方向づけが必要です。
相手がよほど自立心旺盛の人でない限り、
本人の自主性に期待して、ほったらかしで、
全面的に任せてみても、うまくはいきません。
自主性に期待して、本人に勉強内容や学習方法を任せても、
こちらの期待通りに、勉強してはくれません。
勉強が手段ではなく、勉強自体が好きな子は、めったにいませんから。
誰だって、つらいことや苦しいことを避けて、
楽なほう、楽なほうに流れていくものですから。
目的地や目標がはっきりしていれば、モチベーションを維持して、
べんきょうも頑張れるでしょうが、そんな子も、まずいないでしょう。
勉強させるには、ある程度の管理とチェックと方向づけが必要です。
その「ある程度」の加減が難しいのですが。
やりすぎると、自立心が育ちませんし、反発して逆効果になります。
「個性を尊重する教育」耳に心地よい言葉です。
個人的には、このモットーには違和感を覚えます。
個性を尊重して勝手気ままにさせていたら、収拾がつかなくなります。
個性を抑え込めば、集団としてのまとまりはつきます。
放任は個性の尊重ではありませんし。
相手を認める。部分否定はしても、全否定はしない。
顔を合わせたり、一緒にいる時間が長くなると、
相手の欠点も目立つようになり、ついつい小言を言ったり、
感情的になったりするのは誰でも?
相手に近すぎて、目立ちすぎる欠点にイライラしないためには、
相手のいいところに目を向ける、のがいいかもしれません。
99の欠点が目についても、1つのいい点に目を向け、
それを相手に伝えることができたら、ほめることができたら、
お互い、イライラしなくていいと思います。
気持ちの上でも、物理的にも、適度な距離を保っていないと、
それに、心の余裕がないと難しいことでしょうが。
すぐに反応せず、1,2,3、3秒くらい間をおくと、
冷静になれる気がします。
口で言うほど、簡単にできることではありませんが。
私なんか、授業の後で、毎日のように、ひとり反省会を催しています。
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