学力が低いから穴埋め問題や記号選択問題がいい。これは逆効果。
2019/12/05
基礎学力の身につかていない子に記述問題はキツイ?
前回の続きです。
「穴埋め問題や記号問題は勉強の苦手な子には親切でわかりやすい」
これは、学文塾では逆効果だと思っています。その親切心は、裏目に出ると思っています。
穴埋め問題や記号選択問題ばかりをやってきた子は、
記述することに慣れていませんから、ごく簡単にしか書こうとしません。
字数制限があったとしても、その半分以下、というケースが多く見受けられます。
表現力がない、というより、ふだんから書き慣れていないためでしょう。
基礎学力が身についていないからこそ、穴埋め問題や記号選択問題ではなく、
記述式の問題にすべきだと思います。学文塾でも、小学生や中学生のみなさんでも、
さすがに、はじめのうちは戸惑いますし、ほとんど書けません。
しかし、子どもたち、とくに小学生や中学生には驚くほどの適応能力がありますから、
すぐに、記述する問題にも慣れていきます。
主語がない。文末の述語が体言止めで終わっている。
書き言葉ではなく、話し言葉になっている。
記述式の問題に慣れながら、こういったことを修正していきます。
サッと簡単に、あまり考えなくても適当にでも答えが出せる問題ばかりを解いていると、
そういった時方が身についてしまいます。
ですから、学文塾では、論理的に答えにいたる手順を確認しながら解いていく問題を
多くしています。小学生の低学年から中学生や高校生のみなさんに、
どの科目であっても、とにかくノートに書かせています。
時間をかけて、苦労して取り組んだ勉強は、実になります。
「農業体験を」と言って、収穫だけを体験させるような勉強方法では
逆効果です。これに関しましては、また後日に。
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学文塾
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