足立区内の中学生のみなさんが高校受験をすると
2019/11/16
足立区内の中学3年生 高校受験生の現状
つくばエクスプレスや舎人ライナーの開通により、
交通の便が良くなってきましたが、北の半分は、まだまだ不便な足立区です。
交通の便の悪い足立区内にある都立高校を受験するのは、
自転車や徒歩でも通える足立区内の中3生が、どうしても多くなります。
足立区内の小学校や中学校を卒業した、学力レベル、学習姿勢や学習習慣が
同じような受験生が受験することになりますので、受験生は、良くも悪くもほぼ均一です。
「笛吹けど踊らず」都立高校側は、力を入れて熱心に指導しようとしているのに、
期待通りに勉強してくれないでしょうから、大変でしょうが。
そういう足立区内の都立高校を敬遠する受験生が「何としても足立区外の都立高校に!」
ということで、他の区の都立高校へ受験生が流出する傾向が昔からありました。
そのため、一昔前は足立区内の都立高校は全入校が続出、低倍率の年が続きました。
その結果、全入と低倍率で高校の合格基準がどんどん下がり、
上位校から中堅校、下位校がバランスよく分布している他の学区のようにはならず、
上位校と下位校に二極化し、中堅校も下降し、下の方のランクにだんご状態になり、
今でもその状態が続きています。 合格基準のランク表をご覧になればよくわかると思います。
ここ数年、旧4学区や6学区の倍率が都内でも有数の激戦区になり、
受験したくても受験できないから、足立区に留まらざるを得ず、
しかたなく足立区内の都立高校を受験することに。
その結果、足立区内の都立高校も、近年にない高倍率が続いています。
そのわりには、合格基準の偏差値は変わっていません。地元の受験生が多いのですから。
それに、「なにも朝早く起きて混みあう電車通学までして遠くの高校まで通いたくない。
交通の便も悪いし」だから、「自転車か歩いて通える地元の高校に」という、
学習意欲とは程遠い地元志向が根強い地域です。
「普通科を受験できるだけの学力がないから」と都立高校の工業科や商業科などの
専門学科を志望する受験生も、相変わらず多いのが現状です。
学力レベルが低く、学習姿勢や学習習慣も身についていない足立区内の受験生が、
他の学区の都立高校を受験する場合は、かなり苦労しますし、入学してからも、
授業についていけず、学習する姿勢も学習習慣も身についていませんから、
苦労することになりかねません。「足立区内の受験生はちょっと・・・」
そういう高校があっても不思議ではありません。
私立高校に推薦や併願で入学したお子さんも含め、現実にそういった高校生のみなさんが、
学文塾にもよく相談に来られます。悲しい現実です。
そんな足立区の現状を嘆いているだけでは、何の解決にもなりません。
小さな学文塾が、何をどうしようと、焼け石に水、
ということは重々承知しておりますが・・・次回に続きます
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学文塾
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