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得意科目ではなく 自分のいちばん苦手だった科目を教える

得意科目ではなく 自分のいちばん苦手だった科目を教える

2019/11/05

ご家庭で教えられるときは、苦手だった科目を!

前回のつづきです

前回の続きです

 

  好きな習い事やスポーツなら、いくら厳しく指導されても、

苦しい練習を課せられても耐えることができます。

今はその厳しさの程度には、何かと世間がうるさいですが、

指導することは、まだ楽かもしれません。

 

 勉強している子に、同じ感覚で指導するととんでもないことになります。

以前、対応を誤ってこれで失敗したことがあります。

やりたくもない勉強をやらされている、教えられてもわからない、

がんばっているつもりなのに少しも成績が上がらない、

ますますモチベーションが下がっていく。この悪循環をどう断ち切るか?

 

 指導する講師は、得意科目だから教えていても楽しい。

相手も、よくわかってくれている、勉強を楽しんでいる、と思い込む。

教える側と教えられる側、このギャップは埋まらない。そのギャップに気づかない。

自分にできるのだから、相手もできるだろう。どうしてわからない?どうしてできない?

上から目線で相対すれば、反発されます。できないこと、わからない相手を認めることです。

 

 自分にできることは、他人もできると思い込んでしまう。

自分の得意科目を教えたり、いわゆる高学歴の講師が教えたりするときに、

こういったことがよく起こります。

 

 自分のいちばん苦手だった科目を教えるのが、いいかもしれません。

その科目が苦手な、その子の気持ちが、自分の経験からよくわかるでしょうから。

 

 ご家庭でお子さんに教えられるとき、

保護者の方が苦手だった科目を教えられるのもいいかもしれません。

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