教えるとこは難しい・・・学文塾代表の一人反省会 その1
2019/09/10
こんな簡単なことは「わかっているはず」「できるはず」
学文塾代表の一人反省会・・・その1
私、学文塾を33年も続けてきながら、
教える上で、気づかされることや「失敗したな」と思うことは、
自分でもあきれるほど日常茶飯事です。この気づきや失敗例が、
ご自宅でお子さんに勉強を教えられるときに、もしかしたら参考になるかもしれません。
ということで、シリーズ化?して、随時お伝えしたいと思います。
いちばんよくやってしまう失敗例・・・その1
この子にとって、こんな簡単なことは「わかっているはず」「できるはず」という思い込み。
日ごろ教えていて、この子の年齢や学年を考えれは、
もう学校でも習って理解しているはず、できて当たり前、
とうっかり思い込んでしまうことがよくあります。
理解していることを前提に、その学年にふさわしい?内容とレベルで教えようとしてしまう。
じつは、もっと前の学年で習う基礎の部分が理解できていない。
理解できていないことを、こちらも薄々感じ取ってはいても、
その躓いているところまで戻って教えることに躊躇してしまう。
学校の学習はどんどん進んでいきますから、「テストに間に合わない」
その進行に合わせて教えていかなければならない、という焦りもあります。
授業回数を考えれば、元に戻ったり、立ち止まったりしている余裕もありません。
中学生が小学の学習内容に戻って、高校生が中学の学習内容に戻って、
復習や学び直しをするのは、教えられる中学生や高校生にとってはイヤなのことなのでは?
と、ついつい思ってしまいます。
でも、実際は、中学生でも高校生でもそれほど抵抗感はないようです。
わからないことが理解できて、少しでもできるようになることのほうが
充実感も自信も持てるようになるようです。
その学年に見合った内容を、できれば高度なことを教えたくなるという、
変なプライドとこだわりを持っているのは、教えるこちら側なのかもしれません。
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