単純に、教えられる比率＋自分の力で考えて解く比率＝１０としますと、

教えられる比率が上がれば、自分で考えて解く比率は下がります。

教えられる比率が８なら、自分で考えて解く比率は２。

教えられる比率を下げて、自分で考えて解く比率を上げると、

自立学習ができるようになりますから、これが理想なんですが、

そう簡単にはいきません。

教える割合が少なくなればなるほど、指導が難しくなります。

「何を教えるか」教え込むことは誰にでもできますが、

お子さんの学習に対するモチベーションを上げることは難しいですし、

さらに、それを維持させていくのは、もっと難しいことです。

教えられる比率が高くなっても、学力の伸びには限界があります。

自分で考えて解く比率が上がれば上がるほど、無限の可能性が、

と言っては言い過ぎでしょうが、計り知れない学習効果が期待できます。

それよりも何よりも、

自分で考えて解く自立学習以前に、

学習姿勢を変えていくことのほうが大切ですね。

「自立学習」ができるかは、「自覚学習」にかかっています。

小学生でも、中学生でも、高校生でも、

自覚学習のできる子は、ぐんぐん学力が伸びていく手応えを実感します。

教えているこちらが間接的にそう感じるくらいですから、

本人も、直接的に学力が伸びている実感があるはずです。

これは、大きな自信と飛躍につながります。

教える比率を２～３、自分で考えて解く比率を６～７くらいに

もっていけるように、いつも心がけていますが、

ついつい教え込んでしまって、あとでいつも一人反省会、

この繰り返しです。まだまだ、修行が足りません｡｡｡