学文塾では、

31年間、ずっと個別学習一筋です。

小学生も中学生も高校生も、

ほとんどの時間、黙々と問題演習をこなしています。

図書館の閲覧室のような雰囲気で、

みんな集中して、わき目もふらず自分の学習に取り組んでいるので、

いいとは思うのですが、こちらとしては、何かものたりません。

「この単語の意味は？」

「この問題がわかりません」

･･･

人の頭を辞書がわりに使って問題を解くような、

わからない問題を丸投げしてくるような

つまらない質問にはイラっとしますが、

｢どこで間違ったのかわからない」

「どうしてこの答えになるのかわからない」

･･･

こういう質問は大歓迎です。

できる子って、質問の質が違います。

その子が、どんな質問をしてくるかで、

学力や、これからの伸長度がわかります。

｢どうしてその答えになったの？｣

「どこで間違えたと思う？」

こちらは、逆にこういう質問をします。

こういう応答のできる、幅を広げていける、

“にぎやかな”対話型の個別学習が理想です。

小学校１年生、２年生、３年生あたりは、

それに、コミュニケーション力のある子は、

元気に返答してくれますから、教えていてとっても楽しいです。

こちらから問いかけてみても、

うんともすんとも、返事がまったくない、というのは、

壁に向かって独りごとを言っているようで、かなり虚しいです。

英語は、黙々と問題を解いていても進歩しません。

国語は、音読が必要不可欠です。

一斉授業ではなく個別学習で、にぎやかな授業をするのは、

一人ひとりの進度もばらばらで、なかなか難しいもの。

そう思い込んでしまうものですが、

やってみるとそうでもありません。

周りで勉強している人の迷惑になりそうな気がしますが、

案外、他人のことなんかに気を取られないで、

自分の勉強に集中しているものです。

集中しているから、終了時間も忘れることもありますし、

他人の話声なんか、耳に入ってきませんし、

多少の地震の揺れにも気づきません。

気づいても、動く気になりません。

周囲の人の会話が、動きが気になって勉強が手につかない。

それは、好奇心が強すぎるから？神経質すぎるから？

それとも、自分の勉強に集中できていないから？

自意識過剰。自分が思っているほど、

周りの人は、自分のことに興味関心なんか持っていませんしね。

･･･これは関係ないですね｡｡｡