私なら、ガマンすることを教えます。

次から次へとしなければならない忙しさに耐えることではなく、

何もすることのない時間に耐えることを、です。

大人も子どもも忙しすぎ世の中、そんな生活に慣れきっている時代に、

何もすることのない時間に耐えることのほうが辛いはずです。

ヒマな時間を持てあます恐怖？から、あれこれ予定をびっしり詰め込みます。

忙しく、てきぱきノルマをこなしていると、

学習も習いごとも身につくと思いがちですが、実はそうでもありません。

何もすることのない時間、ものを考える時間のある子のほうが成績はいいものです｡

ものをじっくり考える余裕と習慣があるからかもしれません。

時間に追われているいそがしそうな子は、早く処理して終わらせることを優先しますから、

何もかもが中途半端で、成績もぱっとしないものです。

何もすることのない時間って、とっても貴重な時間なのかも。

耐えることのできる子に育てれば、そういう環境を与えて耐える力を身につけさせれば、

先々、有望です。

「子供には無限の可能性ある」と言いますが、

限られた時間で、無限に何でもできるわけではありません。