国語の読解問題の解き方がわからない
2022/03/12
読解問題の得点や偏差値を安定させるには?
国語の読解問題を解くとき、こんな悩みはありませんか?
✅ 読解問題をたくさん解いているのに、読解力が身につかない
✅ 実力テストのたびに、得点や偏差値が大きく上下する
✅ 解き方のポイントや解説を読んでも、問題を解くときに応用できない
✅論説文や説明文は、途中から内容がわからなくなる。
✅小説は、登場人物の心情や主題が、自分の思っているのとは違ってくる。
ここでは、長い文章を最後まで読み切る耐力がない。
文字を見るとすぐに眠くなる。年齢相応の語彙力が不足している。
そういった読解力以前に問題がある人ではなく、ある程度の読解力を備えていて、
上の例のように、得点や偏差値が安定しない人についてお話します。
国語の読解問題は、答えが一つに決まらないように思え、
出した答えが正解かどうかの自信がない。つかみどころがないから苦手。
何をどう勉強したらいいのかわからない。
確かに、国語の読解問題、英語や数学とちがい、
いまひとつ、勉強方法がわからないですよね。
記号選択問題にしても、どれもあってそうで、
どこに正解の決め手があるのかよくわからない。
記述問題にしても、どうまとめていいかわからない。
自信を持って書いた答えも、よくて△、部分点しかもらえない。
まずはじめに、長年の国語読解の指導経験から言えること。
それは、他の科目のように、勉強の時間に比例して、学力を積み重寝ていくことで
右肩上がりの直線や曲線を描いて成績が向上していく、わけでもないということです。
手探り状態で勉強を続けていると、ある日ある時突然、読解問題の解き方がわかる。
いきなり点数が上がるということです。読解問題の解き方を説明することは難しいですし、
たとえ、それを伝えたところで、相手にはうまく伝わらないものです。
問題を解いた後で解説を読んで納得したとしても、新しい問題がすらすら解けて
正解率が上がる、というとはありませんよね。
数学なら解法パターンを理解すれば、英語なら文法を理解すれば、同様の問題が
出題されれば、なんとか解けますよね。でも、国語の読解問題はそうはいきません。
読解問題のコツを、自分で気づくしかないのかもしれません。
読解問題の解法のテクニックが、自分のものにならない限り、
点数や偏差値は不安定のままでしょうね。
読解問題の解法のコツのひらめきが訪れるまで我慢して問題を解き続ける。
これしかありません。身もふたもないような言い方ですが。
でも、当学文塾の国語の授業では、
小学生でも中学生でも、個人差はありますが、6か月から1年くらいで、
ある日あるときから突然、読解問題が解けるようになる子がほとんどです。
国語のテストは、いつも20点くらいだったのに、軽く50点を超えるように。
実力テストや入試の過去問題でも、いつも安定して得点できるようになる。
自分で読解問題の解法のコツに気づいた瞬間からそうなります。
私もそうでした。高校2年か3年のとき(遅い・・・)、ある日ある時突然、、
読解問題は、自分の考えで解くものではなく、文章に書かれていることを
忠実に読み取ればいいのだ、自分なりの解釈で文章を読んでいたから、
出題者が求めている答えとは的外れな答えを書いていたことに気づきました。
当たり前のことですよね。その当たり前のことがなかなかできないのが、
国語の読解問題なのです。
国語の点数が不安定な人は、自分の主観を入れて問題を読んだり、
自分なりに解釈して答えを出したりしている場合が多いようです。
ですから、読解問題は答えが1つに決まらない、と錯覚してしまうのです。
読書好きの小学生や中学生のみなさんの中には、
国語が得意なはずなのに、実力テストの読解問題になると
点数が不安定になる子がいます。とくに、物語や小説の読解問題に多いのですが、
それは、いつもの読書のように、想像力豊かなために、自分なりの解釈で
読んでしまうからなのでしょうね。読書としてはそれはそれでいいと思うのですが、
実力テストや入試問題になると、ちょっと困ることになります。
文章中に書かれていることを客観的に理解し、設問と一致していればそれが正解です。
もうひとつ難しいのは、例えば、選択問題の場合、
文章中に書かれていないことは正解ではない、ということです。
書かれていることを見つけるのは、それほど難しくありませんが、
書かれていないことまで、文章中に書かれていたような錯覚を
してしまうことがよくあります。じぶんなりに、勝手に思い込んでしまう。
要するに、本文中に書かれて言うことしか、問われていない、
それだけしか、正解にならない。ということです。
かなりの読解力のある中学生や高校生のみなさんでも、陥りやすい点です。
自分の勘に頼ったり、思いこみで解いているから間違える。
正解のヒントは、文章中に必ず書いてある。答えを求める式を探し出す。
この点に、ある日ある時突然気づくと、その瞬間から、
国語の読解問題の点数が上がり、偏差地も安定してきます。
なによりも、自分の出した答えに確信が持てるようになります。
あてずっぽのあやふやな過信や自信とは違います。
それが国語の読解問題のコツ。勘や主観に頼った読解練習をしていても、
けっして、読解問題で安定して得点できるようにはなりません。
ここまで書いてきて、ふと思ったのですが、
文章の内容を読み取る読解力と、テストや入試で試される読解問題を解くコツとは、
必ずしも一致しないものかもしれません。もちろん、真の読解力は必要でしょうが、
テストで出題される読解問題を解くには、解法のコツも必要だと思います。
いろいろ書いてきましたが、そこそこの読解力がありながら、
国語の点数や偏差値が不安定な皆さんが、これを読まれても、
漠然としていて理解できないでしょうね。
しかし、これだけは言えます。
あきらめずに、国語の読解練習を続けてください。
そうすれば、必ず解き方のひらめく瞬間がやってきます。
その瞬間から、急上層の曲線を描くようになるはずです。
国語の読解問題では、100点満点はなかなか難しいでしょうが、
いつも80点、90点台と高い位置で安定するようになるはずです。
もし、どうしても自力では難しいとお思いでしたら、
当学文塾の体験授業にお越しください。もっと具体的なアドバイスを
きっと差し上げることができると思います。
この国語の読解問題の解き方ですが、次回では、
もう少し具体的な読解問題の解き方のトレーニング法を
ご紹介したいと思っております。
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