『楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ』
2022/03/10
「やる気が出るから勉強できるのではない、勉強するからやる気が出るのだ」
感情をコントロールするのは難しい。だから、まずは行動する。
「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉だそうです。
そういえば、「笑う門には福来る」というのがありますね。
福がやってきたから笑うのではなく、笑うから福が舞い込んでくる
そのような意味だと思います。
面倒なこと、やりたくないことは、できすだけ先送りしたくなります。
できることなら手を付けたくない。もうこれ以上、先延ばしにできない状況に
追い込まれて、ようやく、しかたなく取りかかる。毎日がそんな繰り返しです。
塾の新年度がはじまり、かたづけなければならない作業が山積み。
気が遠くなるような、気をき失いたくなるような作業を前にして、
なかなかやる気にはならないものですし、今やらなくてもいいことを始めたり、
やらなくてもいい口実をあれこれ考えたり・・・。
そんな時間があったら、さっさと取りかかれ!と、つぶやいてみてむなしくなるだけ。
なにからてをつければいいのか。考えただけですべて投げ出したくなります。
でも、しかたなく手をつけてみると、案外とすいすい片付いていく。
この「0」から「1」に進むのが一番大変です。
小学生、中学生、それに高校生の皆さん、
勉強もそうではありませんか? 毎日の宿題はどうですか?
学校の定期テストがもうすぐ始まるというのに、
直前までテスト対策の勉強を始めようとしない。
来年の今ごろは受験も終わっているころなのに、あと1年もないのに、
]心の中には、漠然とした黒い塊のようなものがあり、
その重苦しさを感じながら、受験勉強をしなくては、と思いながら、
何をどう勉強していいのかわからず、受験勉強を始める気にならない。
受検生としての自覚がないわけでもない、ただ、やる気が起きないだけ。
やる気を出さなければ、と焦っている人もいるかもしれませんね。
「自分はまだ、やる気を出していないだけ。やる気さえ出れば、
定期テストの点数や順位は一気に上がるはず。」
「やる気さえ出れば、偏差値なんか一気に上がり、第一志望降格は間違いなし!」
・・・でも、そのやる気は、いったいいつ出てくるのですか?
上のことはを勉強に置き換えてみると、このように言えるかもしれません。
「やる気が出るから勉強できるのではない、勉強するからやる気が出るのだ」
勉強に対してやる気がない。やる気を出して勉強しようとするから、
いつまでたってもやる気は出てこないし、勉強をはじめても長続きしない。
気持ちが先なのですね。勉強に限らず、「やる気が起きない」ということ自体、
「やりたくない」ということのいいわけになっているのでは?
とにかく、机に座って、テキストを開いて、勉強に手を付けてみる。
いやいやながらも何かを始めたら、いつの間にかのめり込んで熱中している
自分に気づいた。そんな経験は誰にでもあるのでは?
感情と行動が、反対なのではないかと思います。
やる気を出すには、いやでも勉強しなければならなくなる環境に身を置くことです。
やる気は後からついてきます。 「今度のテストで」100点をとってやろう」
やる気にはきっかけとなる動機が必要です。思い付きで決意表明しても、
それは実行できませんし、結果も出ません。
その動機が、純粋なものであろうと、不純なものであろうと。
90点をとったから、100点を目指す。人は足りない部分を補おうとします。
テストで0点だったから次は100点をとろうという気にはなりません。
47都道府県のうち40個を覚えていれば、あとの7個を覚えようとします。
反対に、7個しか覚えていなければ、残りの40個を覚える気にはなりません。
テストでいつも80点、90点をとっている子は、ますます頑張ります。
いつも20点、30点の子は、意欲的にはなりません。
人は、安定を好みます。いつもの同じ場所に安心感を覚えます。
違う場所に身を置くと居心地が悪くなります。元の位置に戻ろうとします。
しかし、その位置で踏ん張っていれば、その新しい場所が定位置になります。
変な例ですが、自転車のサドル、少し上げただけでも違和感を覚えます。
しかし、すぐに慣れてしまいます。サドルを上げたことも忘れてしまいます。
しばらく時間をおけば、新しい環境に適馴染んでいくものです。
話がそれてしまいました。いつものことですが・・・。
まとめますと、
やる気を出す ⇒ 勉強時間が増えて成績が上がる
のではなく
とにかく勉強に手をつける ⇒ やる気が出る
さらには、意欲的、自立的な学習ができるようになる
とくに苦手なものに取り組もうとするときに、やる気を出すのは難しいことです。
ものの見方を変えれば、考え方が変わります 気持ちも変わります。
気持ちを変えようとする。それから、行動しようとする。
そうではなく、まずは、この場所に身を置けば、
やらざるを得ない環境を見つけるのがいいかもしれませんね。
いつも勉強している机の前に座ると、条件反射的に勉強を始める。
まずは、そういった環境作りから始めるのがいいかと思います。
何曜日の何時から何時まで塾に行って勉強する。
まわりの子たちは黙々と勉強している。
だから、いやでも勉強しなくてはならなくなる。
そんな環境が、学文塾にもあります。
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