･･･なんてありません。

1回でさらさらっと素晴らしい文章を書ける人なんて、ごくまれにしかいません。

作文問題集の模範解答を読んだり、

学校で作文を直されたりして、

「こんな文章を書かなければならない」

「こんな文章をスラスラと書く方法がこの世にある」

と、思い込んでいるせいでは？

個別相談や体験学習の際、こういった人がけっこういます。

これがいちばんの原因でしょうね。

文章の上手な人は、自分が納得するまで何度も書き直しています。

満足できない出来だけれど時間切れ､､､

これが普通でしょうね。

作文でも小論文でも、短い記述問題でも、

「もっといい表現、もっといい言葉はないか」

何回でも書き直す人は、文章がうまくなります。

それでも、自分の書いた文章に満足していません。

書き直すたびに自分の表現力の未熟さを自覚する人は、

ぐんぐん文章力を身につけていきます。

塾では、国語の読解問題はもちろんですが、

どの科目でも、記述問題は最低２回は書き直しをさせています。

それでも書き直しの回数が少ないと思っています。

何度もダメ出しをします。

1回でOK！なんてことは、まずありません。

中には、泣き出しそうになっている小学生もいます。

･･･ごめんなさい。

どの科目でも、この地道なアナログ的作業、

書くことを厭わない子、

書きながら答えを出そうとする子、

書き直し書き直しの連続に耐えられる子は、

論理的に深く考えるようになります。

この先が楽しみです。

都立中高一貫校の適性検査対策では、

このトレーニングが必要不可欠です｡