行き先も決めず、目的もなく、ただあてもなくぶらぶらと歩き回る。

これはこれで楽しいものです。思いがけない発見をしたりするものです。

でも、これは時間に余裕のある時です。

いつもの忙しい生活の中で、目標を決めないで、結果を想定しないで行動をおこすことは

まずありません。ゴールまでこのくらいの距離があるから、これくらいの時間で、

どのようにして行くか、逆算して計画を立てます。

問題を解く時、苦手な人は、計画も立てずにめったやたらに突き進みます。

そして途中で道に迷います。

数学の証明がいい例です。苦手な子は、論理的な思考で過程をたどっていきません。

ですから結論にたどり着きません。その証明過程が論理的につながっていません。

計算などは別として、証明は問題を解く前から答えが解っているものです。

それを計算と同じような解き方をしています。

証明が得意な人は、書き始める前にすでに結論に到達しているものです。

結論から仮定までの道のりを逆にたどっています。

これはどんな科目の問題を解く時でも言えますね。

ケアレスミスの多い人も、論理的な思考力に弱点があります。ちょっと致命的な弱点です。

普段の生活の中で、この能力がどれほど重要であるか、勉強とはその能力を鍛えるため、

そう思います。

論理的な思考力や分析力、判断力を鍛えましょう！