地頭のいい子の特徴

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地頭のいい子の特徴って?

2022/05/28

「地頭がよい」と「頭の回転が速い」は同じ?

  当学文塾で、小学生や中学生、それに高校生のみなさんの学習の様子を見ていますと、

いわゆる、地頭のいい子、学習能力の高い子は、粘り強い、という印象を受けます。

 

 地頭がいい子は、頭の回転が速く、問題を素早くあっさり解いてしまうという

イメージをお持ちになるかもしれませんが、じっくり問題を解いていく子のほうが

地頭力=学習能力が高いように思います。

 

 解けない問題、わからない問題でも、自分の頭で考え、なんとか自力で問題を解こうと

いう姿勢の強さが感じられます。

 

 解けなかった問題、わからなかった問題は、自分でとき直したり、聞いたりして、

納得するまで取り組みます。

 

 言葉であっても、ノートに書くことによってでも、答えに至る説明をきちんとできます。

いろいろな方向から問題を解こうとします。一問一問、真剣に向き合っています。

こういう学習姿勢だから、ますます地頭が良くなるのでしょうね。

 

 その反対に、

 解けない問題、わからない問題は、すぐにあきらめ、教えてもらおうとする。

いつでも、さっと教えてもらえる。そういう環境で育った子に、地頭がいい悪い以前に、

勉強の苦手な子が多いのは事実です。

 

 言われたことを素直に聞き入れて実行しようとする。

いいことのように思われるかもしれませんが、自分の頭で考え行動する習慣が

身についていませんので、応用がききません。

 

 計算のように、問題は早く正確に解くのが勉強だと思い込んでいる。

中学生くらいになり、文章問題や証明問題などになると手も足藻でなくなります。

小学生のうちに身についてしまったこの学習習慣を、中学生になって直すことは、

ほぼ不可能です。小学生の低学年のうちは、すらすら問題を解いている。

学校のテストの点数もいい。ところが、高学年や中学生になると、さっぱり勉強が

できなくなる。そうして、慌てて塾に飛び込んだ来る。そういうお子さんが多いですね。

 

  地頭力=学習能力です 学習能力とは、論理的思考力、推察力、分析力、表現力など、

学力の土台となる能力のことです。この土台が小さければ、その上に積み上げられる学力は

おのずと小さくなります。地中で根を深く広く張っていれば、地上の部分は大きく成長

しますし、安定もします。しかし、根の部分が貧弱だと・・・。

 

 発芽し、地中に根を張るのには時間がかかります。

しかし、根をしっかり張ってしまえば、ぐんぐん成長し、茎を伸ばし、葉を茂らせます。

この地中で見えない部分をしっかり根付かせるためには、土壌つまり環境も大切です。

水をやりすぎると根草れをおこし枯れてしまいます。

私事ですが、農園を借りて野菜を育てていますが、失敗するのは、この土壌作りと、

水や肥料の与えすぎが原因です。

 

 地頭がいい子が、勉強がよくできるのは至極当然のことです。

学年でビリを争うくらいの位置をうろうろしていた子が、何かのきっかけで、

急に勉強に目覚め、トップを争うくらいになった。よく聞く話ですよね。

 

 「がんばれば自分もきっと」そう思って努力したのに成績が伸びない、

ぱっとしない、そうして、かえってやる気をなくしてしまう。

そういう人がほとんどなのでは?

 

 成績が急激に伸びる子は、それは基のも地頭力に優れていても、

怠けていたか、勉強に対するモチベーションが低かったのか、

自分にあった勉強方法が見つからなかったのか。

それが、あるきっかけで勉強に目覚めて、一気に開花したということです。

 

 無料体験学習のさいに、その子の地頭力や学習意欲、学習姿勢などは、

だいたい推測できます。 たとえ、点数が悪くても、問題を解く過程や取り組み方に、

きらっと光るものがあります。

 

学力の伸長度は、地頭力=学習能力に比例します。ですから、学習の土台が弱ければ・・・

それを言っちゃおしまい、身も蓋もないと思われるかもしれませんが、

たかが、勉強面に向いているか向いていないかだけの話。されど勉強、でしょうが。

 

 地頭力は、一朝一夕に身につくものではありません。 小学生のそれも早い時期から、

じっくり養っていくしかありません。学校の授業時間というより、ひごろの生活の中で

身についていくものでもあります。

 

 自分で考え、行動できる、自立的な生活習慣があるかどうか、

その経験に大きく左右されるものです。学力とは違い、人に教えられて

身につくものでもありません。

 

 高校受験や大学受験、それに就職試験の直前に、地頭力を鍛えようと思っても、

どうにかなるものでもありません。ものの見方や考え方の根幹をなすものですし、

小学校の高学年や中学生、高校生になる頃には、学習習慣、学習方法、学習姿勢などが

凝り固まってしまっていて、容易に修正したり、改善したりすることはできません。

鉄は熱いうちに打て、ですね。

 

 では、地頭力を鍛えるテキストを与えて勉強させれば、学習能力が身につく、

といった単純な話でもありません。何を使って勉強するか、よりも、どういう勉強するか、

これが大切です。

 

 繰り返しになりますが、いちばんよくないのは、

「わからないから教えて」と言われて、ほいほい教えてしまうこと。

その子の考える力や問題を解こうとする姿勢は育ちません。

自立学習の習慣の芽を摘んでしまうことにもなります。

 

 経験の浅い講師が、教えるのが講師の仕事と思い込んで、

すぐに懇切丁寧に教えてしまう。質問されて頼りにされていると勘違いして、

喜んで教え込んでしまう。本当は子どもたちに体よく利用されているだけなのに。

 

 子どもたちは自分の頭で考えて問題を解かなくていいですから楽ですよね。

でも、そういう学習習慣がいったん身についてしまうと、もう絶望的ですね。

 

 少し突き放し気味に、自立学習を促すような接し方をしていますと、

子どもたちは、自分で考えて学習をするようになります。

特に、小学生の低学年から中学船の子なら、まだ純粋無垢?ですし、

適応力に優れていますから。何も指示しなくても、席につくとすぐに

テキストを出し、その日の学習を始める子になっていきます。

依存型の生活にどっぷり浸ってきた子は、なかなか変わりませんが。

 

 自立学習のできる子をめざす!

これが、弊塾の第一の指導理念です。

 

 そうは言っても、学文塾で、35年も子どもたちを指導していますが、

若い講師などの例は他人事ではありません。時間がなく、ついつい答えだけを

教えてしまったり、ということもよくあります。

何年たっても教えるというのは難しいですし、子どもたちの将来を左右するといった

恐ろしい面もあり、責任重大です。まだまだ修行が足りません。

 

 地頭力=学習能力が高いと安心、未来は明るい!

とは言い切れない面もあります。

この学習能力の高さがかえってマイナスに作用する

ということもあります。それは、またの機会にでも。