私立中学受験 うまくいかない理由は?

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中学受験、そのメリットとデメリットは?

2021/12/15

「中学受験の準備、いつから始めれば間にあう?」・・・でもその前に

「私立中学に入学したけれど、授業についていけない・・・」その原因は?

■前回の「私立中学の受験はいつから準備すれば間に合う?」の続きです。

 

 厳しい私立中学受験では、何よりも、お子さん本人に受験する意思が

あるかどうか、どれほど強いかどうか、がいちばんのポンとでしょうね。

中学受験を自覚して、志望校に行きたい理由も、ある程度はっきりしていれば、

受験勉強にも、意欲的に積極的に取り組みますから、わりと順調に進みますし、

受験勉強に取り組み始めて、わりと早いうちに実力テストで結果が出てくるものです。

 

 私立中学のほうが、「学習システムなどの学習環境が整っているから」

「大学受験のための勉強に力を入れていて、その合格実績もいいから」

「厳しい競争の中に放り込めば、おのずと鍛えられてたくましくなるだろうから」

 ・・・ ・・・

確かにそうですね。でも、それが、入学したお子さん全員に、いいほうに

作用するとは限りません。思いこみにすぎないかもしれませんし。

 

 当学文塾は、中学受験専門塾ではありませんし、有名私立中学に

毎年多くの受験生を合格させているといった実績もありません。

毎年、せいぜい1~3名程度です。負け惜しみのように聞こえる

かもしれませんが、合格さえできればいい、というのではなく、

合格後も、燃え尽きないで中学生活を送る子を送り出したい、

と、思って個別指導しております。

 

 中学受験には、メリットもデメリットもあると思いますす。

長年指導していますと、それを痛切に感じます。

そのあたりのことを、書いてみたいと思います。

 

 

■「実力より上の志望校をめざせば、それを目標に頑張り成績も上がる」

 

 志望校を先に決めると、どうしても失敗する傾向が高いように思います。

他人に受験校を決められるとなおさらのこと。志望校のランクと実録が差が

大きすぎると、それは目標ではなく、夢になってしまいます。

 

 偏差値が上がるにつれて、志望校を変えていくほうがいい結果が出ています。

高い目標を設定すれば、偏差値や実力も上がってくるというものでもありません。

 

 

■「ネームバリューの高い志望校をめざす」

 

 学校のネームバリューにとらわれない。偏差値のわりに大学進学実績のいい学校、

面倒見のいいと評判の学校もあります。入学後、伸びる学校です。

反対に、偏差値の高いわりには、レベルの高い生徒を集めていながら、

大学進学実績がそれほどでもない学校もあります。

大学合格実績の数字の出し方、それをどう読み取るかも大切なポイントです。

学校名や偏差値ランキングに捕らわれない中学校選びをすることででしょうね。

 

 「運よく?合格してしまった・・・」自分との実力差が大きければ、

入学してから、授業についていけずに苦労することになりますし、

成績不振で退学勧告を受けることにもなりません。

これが、私立中学に通っていらっしゃる保護者のみなさまから、

弊塾にお問い合わせをいただく一番多いケースです。

 

 

■「実力テストや志望校判定テストの結果を見て焦りや不安を感じる」

 

 よくないことはわかっていても、「もっと勉強しなさい」とついつい

きつい調子で言ってしまう。偏差値の上下変動に一喜一憂しないことでしょうね。

偏差値は、志望校を絞り込むためのものです。志望校判定テストの偏差値対策を

しても入試対策にはなりません。模擬テストの問題と各校の入試問題は違いますし。

 

 合格基準の偏差値をクリアしても、合格が保証されるわけでもありません。

あくまでも、自分の学力レベルを確認するためのものです。

 

 

■「他人と競争させれば、成績が伸びるはず」

 

集団の中でライバル心をもち、切磋琢磨するのに向いている受験生。

自分のペースで学習することで伸びるタイプの受験生。

むりやり競争の中に放り込まれてついてけず、挫折する子が多いですね。

そうして、弊塾の個別指導をご検討される保護者のみなさまも多いです。

 

 過度な競争の中で育てば、大人になってからも他人と比べるようになる。

他人と比べて劣っていると劣等感にさいなまれるようになる。

たえず他人を意識するようになる。それで幸せでしょうか?

 

 他人と比べる癖がついてしまうと、成績のいい子に嫉妬したり、

自信を無くして自己否定的になってしまいます。

中学受験を経験している、していないにかかわらず、

こういった中学生や高校生のみなさんをよく見かけます。

 

 

■「中学受験に失敗しても、高校受験で頑張ればいい」

 

 確かに、中学受験はいい経験になるかもしれません。

しかし、中学受験に向いていないのに、無理やり受験させますと、

燃え尽きてしまうおそれもあります。何をするにも自信がない子に。

まわりの大人が思う以上に、不合格になることは深刻なことなのです。

人生経験が短いのですから、中学受験そのものが、ほぼ人生のすべてに

思えてしまうのもしかたのないことです。

 

 失敗してもともと、合格すればもうけもの、こんな考えで受験をさせると、

合格でも、不合格でも、あとで大きなつけが回ってくるかもしれません。

 

 

■「合格することだけを目標に、教え込む、たたき込む受験勉強」

 

 それに耐えてみごとに合格!しかし、手取り足取りの受験指導を受けていた

受験専門塾と違い、中学では、つきっきりで指導してもらえるわけでもありません。

それに今は、「自立的な学習」をうっている私立中学も多いですし。

 

 自立的な学習姿勢が身についていれば、ほっておいても自力で勉強しますから、

どんどん学力が上がります。しかし、中学受験で依存型の学習習慣が身に

染みついてしまった子が、中学に入学して急に、自立的な学習をするように

言われても、どうしていいのかわからず、とまどうばかりでしょうね。

 

 中学受験の勉強が一方的な教え込まれるもので、依存型の学習習慣が

身についていしまっている子は、中学生になってから、落ちこぼれる

大きな原因の一つだと思います。

 

 そういう燃え尽き気味の子と話をしてみても、空気の抜けたボールが

弾まないように、生き生きとした感情が感じられませんんし、

体験学習の様子をみていても、学習意欲も伝わってきません。

 

 

■ご自宅で「つきっきりで受験勉強を管理する」

 

 中学受験は、保護者の皆様がしっかり導いていかないと、

合格は難しいでしょうね。だからといって、つきっきりで教え込んだり、

勉強のスケジュールを厳しく管理したりすると、やはり、依存型の

学習姿勢が身についてしまうものです。ここらのさじ加減が難しいでしょうね。

 

 弊塾でも、ご家庭での受験勉強のしかたなどをよく質問されるのですが、

まず、今のご様子をお伺いして、過度にかかわりすぎていると思う場合は、

その点をアドバイスさせていただいておりますが、まず、変わることはありません。

 

 以上が、中学受験の怖さでもあります。そのリスクがあることも考慮して、

お子さまに中学受験が向いているのか、受験勉強についていけるだけの

基礎学力が身についているのか、それに、本心から受験する意志があるのか?

そういったことをよく判断されて、お子様と話し合われて、

中学受験にチャレンジされることをおすすめします。

 

 

■弊塾では、個別相談や無料体感学習の際に、

 

中学受験を希望されている保護者の方には、受験に対するお考えや

お子さんの学力や学習の様子などから判断し、できる限り適切な

アドバイスを差し上げるように心がけております。

 しかし、「中学受験には向いていないかも」と思っていた子が、

急に中学受験に目覚め、意欲的に勉強し始めたり、あるいは、

その反対もあったりで、そのあたりが難しいものです。

 

 当学文塾の「中学受験コース」は、このような考えで指導しております。

ご関心をお持ちの保護者の皆様、ぜひ、お問い合わせをお待ちしております。